北の国から

ひとり海外でクラス友人とオンラインお茶会をした。

彼女は数少ない私が尊敬する人物の一人である。異国の地へ飛び出しスタートアップ企業で働く彼女の姿を思い浮かべると、私も彼女に恥じない生活をしなければ、と気合いが入る。

今日のお茶会に合わせて、昨日の朝から部屋を掃除したり買い物を済ませたり洗濯をしたりと、この週末は割と頑張った。

 

仕事の忙しさは相変わらずというか悪化しているような気がする。そもそもこの一年余りで採用時の条件をことごとく覆されて会社に対する信用がなくなってしまったので、それに比例して自分の業務に対するモチベーションも消え失せた。

業務を通して新しい知識を身につけている実感はあったが、それ以上に勉強する時間が削られているのでスキルアップも何もない。

何より一刻も早くこの地獄のような土地から逃げ出したい気持ちが日々高まり続けているため、前向きな気持ちはどうしても持たずにいる。

せめて日々の生活をなんとか立て直したいところだけど、多忙ゆえに自炊もできず食費の出費がなかなか減らないのと、最低限の日用品を揃えようとするだけでどんどんお金が飛んでいくので、残業代が増えてもプラスマイナスゼロである。

もう少し心にゆとりが欲しいし睡眠時間も欲しいし読書がしたいし映画も観たい。

ゴミ捨てと買い出しと洗濯と料理だけで土日が終わることに耐えられない。

 

住めば都

もう何年もブログというものをやってみたいと思っていたものの、まず始めるのが億劫で先延ばしにしていた。

きっかけを求めているうちにどんどん先延ばしになってしまうので、えいやと開設してみることにする。

 

会社の都合で今年から、それまで訪れたこともなくこれから先も一生縁がないだろうと思っていた地域へ転勤することとなり、住まいも移して暮らしている。

ここは私にとっては何の魅力も感じられない、毎日生活していて嫌なところばかりが目につくひどい場所で、長時間労働と職場環境の悪さも相まって引越しから半年ですっかり気が滅入ってしまった。

毎朝駅までの道を歩いているとそこらじゅうに強い柔軟剤の臭気が漂い、電車では高校生が出入り口を塞いで譲らず、深夜には小中学生が自転車で走り回り、毎晩パトカーのサイレンが何度も鳴り響く。

休日に一度映画館へ行ったが、私以外の客全員が音を立ててポップコーンを貪り食い、上映中に電話が鳴れば話し始めるし、スマホを出して見ているのも1人や2人ではない。明らかにタブレットで映画を撮影している映画泥棒までいた。

駅前は居酒屋とキャバクラしかなく、カフェはチェーンのコーヒーショップのみ。

心安らぐ場所はどこにもない。

 

愚痴を吐き出そうにも勤め先には当然ここが地元だという人がいるわけで悪し様に言うわけにもいかず、かといって会社以外に話し相手がいるはずもない。

なんとか正気を保つために、日々感じたことをできる範囲で書き出して記録に残そうと思う。

 

せっかくブログをやるならキラキラした美しい部分だけを表に出したいのが本音だが、通りすがりでたまたまこのブログを見つけてくださった方に見栄を張ってもどうしようもないので、いつか本当に健康で文化的な生活ができるようになるまで、ありのままの生活を書き出すことにする。